「これ以上は、ダメ……」
役に立たない言い訳を口にしながら体を重ねて続けてしまう蒼芭
彼氏にも、亜樹にも悪いと思いながらも、その肉体が自然と彼を受け入れるようになるのに時間はかからず
これをチャンスとばかりに、積極果敢に猪突猛進する敦人を窘め宥めながらも
その潤いに逆らう事は出来なかった……
連絡が滞りがちになる彼との関係
変わらぬ態度でやり取りする亜樹との関係
それ以上に、社内でも、屋上でも、トイレでも、風呂でも、どこででも、更に濃厚に蕩け合い結びつく敦人との関係
言い訳誤魔化しで理性を保とうとしてきた蒼芭であったが
すでに肉体も心も後輩棒に満たされているのを自覚していた……